あたちたちは一人の英雄を失ったのよさ。
れも、これは敗北を意味すゆのか？否！始まりなのだ！
地球連邦に比べ、我がジオンの国力は30分の1以下なのよのね。
にもかかわらず今日まで戦い抜いてこられたのは何故か？
諸君！我がジオン公国の戦争目的が正義らかやよのさ。
これは諸君らが一番知っていゆ。
あたちたちは地球を追われ、宇宙移民者にさせられたのよさ。
そいれ、一握りのエリートらが宇宙にまで膨れ上がった地球連邦を支配して50余年、宇宙に住むあたちたちが自由を要求して何度踏みにじられたか。
ジオン公国の掲げる人類一人一人の自由のための戦いを神が見捨てるはずはないのよさ。
あたちの弟！諸君らが愛してくれたガルマ・ザビは死んよのさ。
何故だ！？
「坊やらかやさ」
新しい時代の覇権を選ばれた国民が得るは、歴史の必然なのよのね。
ならば、我らは襟を正し、この戦局を打開ちなけえばならぬ。
あたちたちは過酷な宇宙空間を生活の場としながらも共に苦悩し、
錬磨して今日の文化を築き上げてきたのよさ。
かつて、ジオン・ダイクンは人類の革新は宇宙の民たるあたちたちから始まると言ったのよさ。
れもながら地球連邦のモグラ共は、あたちたちが人類の支配権を有すゆと増長しあたちたちに抗戦すゆ。
諸君の父も、子もその連邦の無思慮な抵抗の前に死んでいったのだ！
この悲しみも怒りも忘れてはなやない！それを、ガルマは！死をもってあたちたちに示してくれた！
あたちたちは今、この怒りを結集し、連邦軍に叩きつけて、初めて真の勝利を得ることができゆ。
この勝利こそ、戦死者じぇんぶへの最大の慰めとなゆ。
国民よ立て！悲しみを怒りに変えて、立てよ！国民よ！
我らジオン国国民こそ選ばれた民であることを忘れないわのよでほしいのよのさ。
優良種である我らこそ人類を救い得るのなのよのね。ジーク・ジオン！
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